2019/08/19

暑い日のクスクス






夏は、暑すぎて食欲が落ちる、暑すぎて料理欲が落ちる、のダブルパンチ。ゆで時間が長い讃岐うどんも、ゆで時間が長いパスタも、敬遠されてしまう季節です。
敬遠されてしまう、ってひとごとのように書きましたがそれは私も同じで、料理が好きだからって、暑い時はとにかく暑い!。という時に重宝しているのがクスクスです。
ゆでない、熱湯かけて2分、というチ*ンラーメンより早い仕上がりが何より!
クスクスはもともとは北アフリカのものですが、パスタと同じセモリナ粉で出来ているので、パスタに限りなく近い。セモリナ粉を水で練って成形したのがパスタ、水をふりかけてパラパラにしたのがクスクス、というわけ。
クスクスと絶大に相性がいいのはトマト!というのは私の持論で、トマトさえあればあとはあるものを放り込んで、オリーブオイル、塩、レモン汁で完成、という手間なしな感じも嬉しいのです。
暑い時のひとりランチに一番よく作るのは、トマトと青ネギだけというシンプルなクスクスサラダ。おいしいオリーブオイルをたらして、レモンを搾ればさっぱりしてザ・夏のランチ になります。あとはその時々でツナを入れたり、スモークサーモンをいれることもあれば、という具合。
でも今年はちょっと違うパターンが多くなりました。それがこの「クスクス山とトマトソースの泉」パターンです。
クスクスはサラダと同じように、ボウルに入れて熱湯をかけ、塩とオリーブオイルを降ってまぜる。
具もサラダと同じように適当に粗く切るのですが、クスクスの中にはまぜず、トマトソースにまぜるのです。
トマトソースといっても、電子レンジに1分程度かけて、オリーブオイルと塩を加えただけのあっさりさらさらソース。食べる時にくずしてソースと一緒に食べます。生のトマトのみならず、水煮トマトもクスクスとの相性は抜群。具はいろいろ変えて、まだしばらく続きそうな残暑は乗り切りたいものです。
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2019/08/04

オーブントースターでパングラタン


猛暑続き、食欲も、そして料理欲も低下する時期ですね。
8月は料理本も売れないというのがどこの出版社も定説。
でも、冷たい飲み物や食べ物ばかりというのも元気が出ません。
そんな時に意外に使えるのがオーブントースター。当然オーブントースターをつければ、熱くはなります。ピッツァ手打ちのレッスンで焼くのにおすすめするほど、中は高温になりますしね。その周りもじんわり熱く(暑く)はなる。
でも、幸い、小さいので、影響も小さいのです。予熱も要らないから、時間も短くてすむし。
そんな「オーブントースター使い」の朝ごはんがこの、パングラタン。パン&ダブルチーズ&トマトグラタンです。
パンと、トマト水煮orあらごしと、モッツァレラチーズと、パルミジャーノチーズ。なめらかになっているあらごしなら、電子レンジに1分ほどかけて、塩とオリーブオイルをちょろっと、で出来上がり。イタリア産のトマト水煮あらごしは最近よく見かけるようになってきました。なめらかになっているのはやっぱり便利です。
もちろんトマト水煮でも、少しつぶしてからレンジでOKです。煮込んだり煮詰めたりは、涼しい時にしましょう。
で、耐熱容器の底にトマトを少しなじませてから、パンは包丁で適当に切ってバサバサ置き、トマトソースはスプーンでちょんちょんとかけ、モッツァレラチーズは手でちぎって散らし、パルミジャーノをおろしてかけて、トースターへ。
高温で10分から12分くらいでいろいろ美味しそうにとろけてきたら出来上がりです。
パンのこと。
これ、スーパーに売っている「皮も柔らかい」フランス人が怒りそうなフランスパンが意外に合います。特に朝ごはんにはこのほうがおすすめ。このメニューは、ウチでは、息子が子どもの時から月に1回か2回、定期的に食べる朝ごはんメニューなので、私はいつもひと口だけですが。
これをキリッと冷えた白ワインの友にするなら、パンはちゃんと皮が堅いパン屋さんのバゲットでどうぞ。そしてハムかサラミなんかも、ちょっと入れたいところですね。ハーブも散らしたい・・・妄想ふくらんできた日曜日の昼下がり。暑さはまだ続きそうです。みなさまご自愛ください。
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