2019/06/17

トマトの赤を今日も


前回ブログ(ごあいさつ)で、トマトのマリネの写真をUPしました。
トマトは生(フレッシュ)も、水煮も、好き。生なら、マリネが一番。マリネといっても、漬けておくわけではなく、オリーブオイルと塩だけ、あとはネギだったり、バジリコだったり、パセリだったり、オレガノだったり・・・その時々のハーブやドライハーブを合わせるだけで一品になります。
でも、トマトの生は、どうしてもベストタイミングが短い。いつも常備しているのはイタリア輸入のいわゆる「トマト缶」。私はホールトマトの水煮缶と、あらごし、パッサータという名前で売っている、味がついていない水煮のなめらか版、の2タイプです。ホールのほうが、少し煮込むと形がくずれやすく、火にかけて7,8分で、ヘラで押せば柔らかくかんたんに形をなくします。でもその手間や時間も惜しい時もあれば、ピッツァのソースのように、完全にスムースなソース状にしたい時もある。そういうときに、あらごしタイプを使っています。
以前、ポンペイ近くのレストランで女主人が話してくれたことをよく思い出します。トマトはイタリアに入ったのは中世になってから。聖書の時代以前からあったオリーブや葡萄などと比べると、かなりの新参者なわけですが、「なぜこんなに急速に、ここらイタリア南部だけじゃなく、イタリア全体にも広まって、こんなにメジャーな食べ物になったかというと、この、赤いvividな
色のせい、というのが大きいんじゃないかと思うんですよ」というのでした。
鮮やかな赤の食べ物って、意外にないのです。にんじんはオレンジ色、パプリカは真っ赤だけど、「広がらない」。お皿全体に赤が広がるほどパプリカは・・・食べないですから(^^
赤は気分をUPしてくれる色だし、暖色だから食欲もUPしてくれる。そういう色だったからこそ、イタリア料理を席巻するものになったのだと思うと、大いにうなずける気がします
執筆や、試作など、出かけない日のひとりランチは、トマトソース系のパスタがかなり多い私。今日は、常備のツナ缶登場。あとはパセリと、新玉ねぎでシンプルツナのトマトソースでした。
#redgoldfromeuropejapan #italian cooking  #和イタリアン 
#ikukokaitani



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