2019/12/14
ロゼのアクアパッツァ?
風が冷たく、気温も低くなってくると、「鍋」という単語がアタマにちらつきますよね。食べる時も食卓であたためながら食べるかどうかは別として、ぐつぐつ、とか、ほかほか、とか湯気とか・・・そんなイメージが浮かびます。
何かシーフード系が食べたい、というリクエストを聞いていた友人夫婦のためには、和風の鍋ではなくイタリアンに・・・でも少しぐつぐつ感のあるあったかいもの・・・と考えて、アクアパッツァにしようか、シーフードのトマト煮込み(zuppa di pesce)にしようか、少し悩みました。そもそもこの2つは実は全然違っていて、
〜アクアパッツァは、
オリーブオイルと水を合わせたところに(オイルが多いので温度が上がってパチパチ言うのでアクアパッツァ=クレージー・ウオーター))シーフードなどを入れて加熱する料理、
〜zuppa di perceズッパティペッシェ は
(作り方はいろいろあるのですが基本)、少量のオリーブオイル、ニンニクを熱したところにシーフードを入れて炒め、ワインを加えて蒸し、それからトマトで煮込む、という料理。
最初のプロセスから違うものなのです。でもシーフードをいろいろ入れたイタリアンとしてはどちらもポピュラー。私もどちらも好きなのですが、今回は、ズッパディペッシェの作り方でスタートして➡白ワインを入れて蒸してしばらくしたら➡アクアパッツァに寄って水とオイルと、そしてトマトを入れる
という折衷スタイルで作りました。これがいいのは、スープがちょうどよい濃さで、トマトの酸味とシーフードのダシが溶け合ったトマトスープになって、美味しいということ!
トマトは水とオリーブオイルを足した量の2割程度がベストです。多くはないのですが、それがまたちょうどいいバランスになります。
ヤリイカからダシ
エビからダシ
あさりからダシ
魚(今回はカサゴ)からダシ
そして、トマトからダシ(グルタミン酸)
オリーブオイルからダシ(なんとか酸は含まれていませんが風味が出ます)
というわけで、美味しいひと鍋の出来上がりです。
これ、魚を入れなくてもいいし、切り身を入れてもいいので、ぜひお試しを。シーフードから「出過ぎるくらいに出る」うまみを、トマトが、ちょうどよくバランスを取ってくれるのです。トマトの力! たくさん入れればいいわけではないのです。
さて、
これさえあればワインは一杯、二杯と・・・
あ、飲む機会の多い年末年始、飲み過ぎには気をつけてくださいね〜
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